
新東名高速を静かに走っていると、ふと視界に入ってきたのは、
夕焼けに染まる富士山の姿でした。
富士市に差し掛かるころ、空はやさしい茜色に包まれ、
夏の終わりを告げるかのような、穏やかな光があたりを照らしていました。
遠くにそびえる富士山は、夕陽を背にして
その輪郭をくっきりと浮かび上がらせています
その美しさに思わず息をのむと、ふと横目に映ったのは、
高速道路の防音壁に反射する夕焼けの光
透明なアクリルの壁に、やわらかい橙色の空が映り込み、
まるでもうひとつの空がそこにあるよう
幻想的な風景をつくり出していました。